2024.02.27

「最初は転職なんて全然頭になかった」転職を考えたきっかけから将来の夢まで聞いてみた

「将来のキャリアをなんとなく描いているけど今の環境を変える勇気が出ない…」
あなたもそんな風に考えていませんか?

「こじつけでも良いから理由をつけて1歩目を踏み出すことが大事」

そう話してくれたのは、自身も転職を経験し現在はベンチャーで活躍する家田崚佑さん。

家田さん自身、将来は経営者になるという目標を持って1年間は対富裕層向けの営業活動を行っていたそう。しかし、業務に物足りなさを感じ転職を決意。

「最初は転職なんて全然頭になかった」という家田さん。

転職を考えるに至ったきっかけから将来の起業家としての夢まで聞いてみました!


大学からの簡単な経歴を教えていただけますか?

中京大学総合政策学部を卒業し、名古屋の富裕層向けのリゾート事業を行う会社で営業をしていました。

もともと自分で事業を立ち上げたいとか社長になりたいといった目標が大きくありまして、そのためには何をしたらいいのかを大学生の自分なりに考えた時に経営者と一番関われるような仕事を選んでいこうという軸で就活をやっていました。

そのときに経営者の方と関わりあうとなると、銀行の行員だったり証券マンだったりと色々ある中で、富裕層向けにリゾート事業をやっている会社に入社しようと思ってそこに決めたという感じです。

前職の会社では、経営者さんが主に来られるリゾート地の経営を行っているのでしょうか?

そうですね、主に会員権を販売している会社です。ゴルフの会員権やリゾートの会員権、人間ドックの会員権、他にもシニアレジデンスという有料老人ホームの経営といった事業を行っているので対経営者、対富裕層というところが特徴的かなと思います。

営業の中でも、経営者に対して営業する職種ということですね。

toCの富裕層営業は営業の中でもハイスキルだと思うのですが、どういった仕事をされていたのでしょうか?

基本的に新卒は担当エリアの既存のお客様に対してのフォローが仕事です。例えば、リゾートホテルの予約を行ったりするという形ですね。

そこから、お客様に紹介をもらって紹介された方に営業をするといったところが8割9割ぐらいで、どんどんお客様を繋いでもらう、ということを行っていました。お客様からの紹介をいただけると売上は上がりますが、いただけなければほとんど売上なしといった極端な感じでした。

ホテルのコンシェルジュみたいなイメージで合っていますか? 

そうですね!
ほとんどホテルのことだったら何でも提供するし聞くしみたいな感じで、加えてゴルフだったりもあるので色々余暇に関することを全般、その方の担当になってフォローするという感じですね。

どれくらい働かれていたのでしょうか?

丸1年くらいですね。4月に入社して翌年の4月に退社しました。

退職後、今はどちらの会社に勤められているんですか?

現在はマーケティングコンサルとDX事業を行っている会社で働いています。

現在の会社に転職を決めた理由はありますか?

知人の紹介で貴社代表の泉澤さんを紹介していただいて、面談というかプライベートな話をしていく中で、今の会社を教えていただきました。

僕もそのときに今の会社の存在を初めて知ったのですが、1回人事の方と話してみないかという形で、転職活動というよりかは自分の見たことのない世界を見れるかもと思って、面談したという形でした。

面談をする中でこんな世界があったんだ、こんなレベルの人が東京にはいるんだ、ベンチャーってこんな風なんだというところを初めて感じてそこに心を打たれ、他社を見るわけでもなく、5月中にここに行きたいと思って転職活動を始めていったという形になります。

なるほど、最初は話を聞いてみようくらいの感じだったんですね。

そうですね。最初は転職なんて全然頭になかったです。

そもそも転職活動をしていたわけではなくて、1年目の2月の時に営業の中で成績が良くて1年でここまでできるんだったら先が楽そう、上手くやれそうだなというイメージがありまして、自分の中でもう少しガツガツやりたい、自分の色を出したい、難しいことにチャレンジしたいといった意欲が、人事の方と話しているうちに湧いてきました。

話しているうちに転職したいと思えるようになったということですか?

転職したいなというよりかはこの会社にいたら自分の成長って全くないな、みたいなところに気づいたみたいな感じで。ぬるま湯に浸かりかけてるみたいなところに気づいた感じです。

泉澤とは具体的にどのような話をしたのでしょうか?

現状自分が一年目に置いていた目標が、一年目の同期の中で自力で一番最初に受注をするというものでした。そうした目標を置いていましたが、達成して現状満足している中で、今後もっと上を目指していけるのか、経営者になるチャンスはあるのかみたいな話をしていただきました。

確かにあまり経営者になるイメージや、自分が成長できるイメージがないことに気づきました。前職の会社は名古屋で名前を言えば誰でも分かるような会社だったのですが、そんなところよりも、小さなところで自分の裁量でもがき続けながらやれるようなところがいいんじゃないかというような話をしていただきました。

働く中での物足りなさは具体的にどういったところにあったのでしょうか? 

具体的には営業のスタイルみたいな話になるのですが、色々成功事例が各会社にはあるじゃないですか。

その成功事例を会社内で共有すると、Aのやり方が良いってなれば全員が A のやり方をする。もちろん全部が間違ってるわけではないと思うんですけども、ただ自分はBのやり方が合ってると思うことがあっても自分のやり方があまりできない雰囲気があったんです。

窮屈というか、そういう雰囲気があったということですね。

例えば、公務員の働き方のような、右って言ったら右みたいな。そこで自分じゃなくても別によくて、他の人でもできるんじゃないかなみたいなところを感じてしまって。

自分で違うやり方をしようと思ったこともあったのですが、そうなると失敗も当然あるじゃないですか。失敗したら、Aでやらないからダメなんだみたいに言われてしまって、それでは全然クリエイティブに働けない、どこかロボットみたいだなぁと感じていました。

自分でやりたいことをやれないのがこのまま続くのは何か物足りない、もっといっぱいチャレンジして、もっといっぱい失敗して、そういうふうに進んでいきたいのになと感じたところが1番の物足りなさですかね。

なるほど、営業スタイルまでが会社として仕組み化されてしまっているんですね。

将来の独立に向けてのスキルアップという点では物足りなさを感じていたわけですか?

そうですね。営業とはいうもののお金を稼ぐためだけの営業みたいになっていると感じていました。

営業の面で、前職と今ではどこが1番違うなと思われますか?

どこがって言ったらきりがないくらいほとんど全部違うなと思っています。

今は、一年半ぐらいしか経ってないような新規サービスに携わらせてもらっています。

僕が入った時はまだリリースから半年ぐらいしか経ってないような時で、成功事例がそもそもないところから始まりました。

それがどんどんプロダクトも変わっていくし、お客さんの声を拾いながらサービスを変えていくってこともしなければいけない。

それによって訴求方法が全然変わってきたりと日々変わっていき、昨日まで〇だったものが△になり×になるっていうところが一番違うかなと感じていますね。

機能もアップデートされるし、使い方も増えていくため、チャレンジングな環境で前とは違う環境ですね!

楽しく仕事ができていると思いますか?

今は楽しいですね!

良かったです!

前職と比べてプライベートがなくなったりみたいな忙しさはないですか?

全くないですね。

もちろん忙しかったり、やることがとても増えたので大変は大変なのですが、そこに今は面白さを感じています。

成長してる実感をもろに日々感じられるというのがあるので、成長痛じゃないですけど痛いながらも走るみたいなところができているのでとても充実していますね。

プライベートを無視して土日も働くような雰囲気も会社にはないので、自分の時間を取りながらバランスよくやっています!

ベンチャーで働くことに不安を覚える人も一定数いると思いますが、働き方に関しては大丈夫ってことですね!

そうですね!

転職活動で困ったことはありましたか?

言語化能力で困ったことがありました。

結構感覚で生きてきたみたいな部分があるので、自分が思ってることの表現の仕方だったりですね。

むず痒いと言うか、こう言いたいんだけどうまく伝わらないときがあり、苦労しましたね。

泉澤さんとはよく言語化のトレーニングをしました。

自分自身の事とやってきたことをきちんと伝える能力、人とコミュニケーションをとるということですよね。言語化能力は泉澤がサポートして良かったことですか?

そうですね!

サポートしていただく中で自分が本当にやりたいことだったり、自分でも気づかなかった想いを発見できたところも良かったなと思います。

転職はもともと考えてなかったけども、

将来やりたいことのためには今のところじゃダメだよねと気付いたということですよね。

始めは転職を考えていなかったということですが、泉澤をどうやって紹介してもらったんですか?

紹介は本当にシンプルで、いわゆる事業主として社長になりたいっていう想いが僕の中にありました。

そこに向けて、年齢が近い起業家がいるからどういう風に立ち上げたかとかどういう想いでやっているかとかみたいところを聞いてみたら成長に繋がるんじゃないかということで紹介いただきました。

独立している人の話を聞いたり紹介してもらうためのアンテナを常に張ってたり、発信したりするんですか?

そうですね。アンテナはもちろん張っています。

前職の仕事柄、社長とプライベートまで踏み込んでお付き合いさせていただくことが多かったです。経営者や社長とのコネクションは結構ありますし、自分も前のめりで取ってきたところがあります。

会社も仕事だけじゃなくて自分のキャリアを考えつつ過ごされてきたのですね!

以前の家田さんのように燻っている方もいると思います。

なんとなく将来のキャリアを描いてはいるけど自分の環境を変える勇気が出ない方に何かアドバイスはありますか?

おそらく燻っている人って、やる気だったり、根拠のない自信がある方だと思います。

ただ単に踏み出す一歩だったりきっかけみたいなところがないだけだと思っています。

僕はいい意味で泉澤さんを利用させてもらったと捉えていますが、そうしたきっかけを自ら作りに行くことが大事だと思います。

現状維持だと何も変わらないですし、騙されたと思ってやってみてはいかがでしょうか。

間違った選択って僕はないと思っています。

後で軌道修正はいくらでもできると思うので、とりあえず意思決定するということが1番重要だと思います。

とりあえず1歩を踏み出すといいよ、ということですね!

そうですね。

1歩踏み出す理由をこじつけでもいいので

つけて動いてみれば全く悪い方向には行かないのかなと思います。

僕自身も2月に転職に向けて動き出して5月に入社しているので。

何かしら想い、軸があって行動すれば、なるようになると言うととても無責任かもしれませんが、本当に勇気だけだと思いますね。

背中を押してくれる人がいたりだとか、自分で引き立てるだとか、きっかけを自ら作りに行くみたいなところが一番重要かなと思いますね。

とてもいいことをおっしゃいますね!

知り合いの方に転職を考えてる人はいますか?

僕の周りには、現状に不満を抱えていたり、このままで良いのかと考えている人はとても多いなと感じています。それが転職という意思決定をするべきなのかは分かりませんが。

では、最後になりますがもともと経営者になりたいということでしたが、今後のビジョンはありますか?

まずは今の事業にのめり込みたいなと思っているので、直近で何かを立ち上げたりということはないです。

今の会社で新規事業に携わっている中で経営者目線がとても必要で、このプロダクトがどうなっていくのかだったりとかどこを目指しているのかみたいなところを感じながら働けています。

まずは今の事業にフォーカスしたいということですね!

そうですね!

もちろん経営者になりたい想いはありますが、

それとは別にこの事業が大きくなった時にどんな景色が見えるんだろうなと楽しみにしています。

自分で事業を立ち上げたときに成功するためのやり方みたいなことを吸収できた時が独立のタイミングだと思っているので、まずは一社員ですが、自ら事業を作り上げていくところに今はフォーカスしたいなと思っています。

それは、とても素敵な目標ですね!

本日は貴重なお話をありがとうございました!